1週間

大きな被害を生んだ震災から1週間。
被災された多くの人に心からのお見舞いと、1日でも早い復興をお祈り致します。
復興に向けて寝食を惜しんで働いている方に、最大限の感謝と敬意を。


あの時、俺は職場で仕事をしていました。
立ち仕事の為、揺れたことにも気づきませんでしたが、職場に一人になって
手が空いた時に何気なく携帯からmixiを見て、事の大きさを知りました。
普段は職場で一人になることも、携帯を見ることもまずないので、虫の知らせ
だったのかもしれない。


宮城で震度7


それを見て、真っ先に思い浮かんだのはまるさんとけろさん、ダイスケさんの事。
特にまるさんは宮城との県境から近い沿岸の釜石。
関東地方でも大きな揺れを観測したとのことで、何人かに急ぎ無事の確認メール。
関東方面のみんなからはさしたる被害がないとの返答。
ただ、まるさんからは一向に返事が来なかった。


帰ってボイスでダイスケさんの無事を確認、次いでけろさんの無事も確認。
同時に、地震の後にまるさんから避難したとのメールがあったと報告。
そこで一旦は胸を撫で下ろした。

けど、それからけろさんにすら連絡がない状態が続いて。
まるさんの事だから大丈夫だとは思いつつも、気にならない訳もなくて。
そして、連絡が途絶えてから3日、ダイスケさんがまるさんの実家に電話して、
まるさんの親御さんからその前日に連絡があったと聞いたとのこと。
それでようやく安心できた。
直接のかかわりはないけど、だてオタの人達もみんな無事だったことにも安心した。



それでも日に日に増えていく犠牲者。
ついには、阪神大震災の犠牲者の数を上回ってしまった。
俺はたまたま周りの人がみんな無事だったけど、そうじゃない人も大勢いる。
それを思うとやり切れない。

助かった人の中にも辛い避難所生活を余儀なくされてる人がたくさんいて、雪の舞う
寒空の下、身を寄せ合うしかないことを考えると、言葉にならない思いに駆られる。

俺がそんなことを思ったところで何も変わらないし、俺に何ができるわけじゃない。
ただ祈るだけ。
祈ることしかできない。
祈りながら日々自分の仕事をこなすだけで、歯痒さが募る。
何もできない自分が情けなく思う。


一方で、自分の事しか考えてないような人や、配慮のかけらもない報道、
ここぞとばかりに批判をぶつける評論家や団体、英断ができないだけでなく、
各所に迷惑をかけているだけにしか見えないトップ。
まじ枝野総理。
自分のもどかしさを転嫁してる部分がないとは言わないけど、もうちょっと
やりようがあるんじゃないかと思う。
本当に被災者の気持ちを考えようとしてるのかと言いたい。
当事者でない以上、その気持ちが分かるはずもないけど、せめてどういう想いで
いるかを考えるぐらいはしてもいいと思う。
しょうもないことで争ってる場合じゃないことぐらい分かれよ。



余震が収まらない中、不安な気持ちを抱えながら生活するのは辛いことだと思う。
だから、今は頑張らなくてもいい。
元気な西日本が頑張ればいい。
阪神大震災で受けたもの、得たものを、今返す時。

ひとりひとりができることは限られているけど、ひとりひとりができることは違う。
違うからこそ、いろんなやり方があると思うし、どんなことにも意味はあると思う。
だから俺も、自分にできることを精一杯頑張ろうと思う。
どこかで何かに繋がると信じて、今を精一杯生きる。

また1週間が経った時、少しでも良くなっていると信じて。